車輪の軸

28歳サラリーマンの、趣味や日々のあれこれ。

結婚式とMacBook

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 従妹の結婚式に行ってきた。

 

 場所は、今まで友達や同級生の結婚式で何回か行った事があったけれど、今まで見た事がないくらい、沢山の人が来ていた。従妹は、小さい頃から天真爛漫という言葉を体現したような可愛い女の子で、祖母が散歩中に転んで頭を打った時、涙を流して心配する程、とても優しい子だった。

 ウェディングドレス姿で登場した際、あらゆる席から、「可愛い」「芸能人みたい」という声が飛び交った。本当に、その通りだと思った。新郎は、まさに「クラスの中心にいる人気者」タイプで、直接ちゃんと話した訳ではないが、明るく面白い人だった。

 

 今回結婚した従妹の兄である従弟も、今年の4月に式を挙げていたが、私は行かなかった。

 

 劣等感に耐えられなかったからだ。 

 

 小さい頃から、従兄妹たちと自分を無意識に比べていた。内向的な自分に対して、従兄妹は明るく、自信に溢れていた。頭も良く、学業も優秀だった。年に数回、祖父母の家に親戚が集まった時は、いつも話の中心にいて、気づくと自分は、一人で別室のテレビを見ていた。

 

 元々のタイプが違う、それだけの話なのだが、とにかく当時は親戚の集まりが苦痛で仕方なかった。別に自分は居なくてもいいんじゃないかと、本気で思っていた。祖父母は孫全員を気にかけてくれたが、近況を聞かれる事も辛かった。従兄妹たちのように惹きつけるような話が出来ないから、一言二言話して、話題が尽きてしまう。

 

 自意識過剰という一言に尽きるが、20代後半になった今でも、本気で悩んでいる。他人と比べる思考がノーリミッターで発動してしまい、そこに居ることが辛くて、逃げ出したくなってしまう。兄の従兄妹の結婚式に行かなかったのは、劣等感を感じてしまう自分への失望と、周りにそれを悟らせないように振る舞う自信と気力がなかったからだ。

 

 今回、妹の方の結婚式に参加できたのは、何でだろう。流石に、顔を出さないといけないという義務感か、年月が経って少しは大人になったのか、ただ時期的に気力が残っていたからなのか。結局、家に帰ってから、こうして書いてしまっているけれど。

 

 ずっと、従兄妹たちのような人に憧れを持っていた。プラスのエネルギーに満ちていて、沢山の人が集まってくる。それを、無意識レベルでやってしまう。

 

 自分がそうなりたいとは思わないし、なれるとも思っていない。ただ、自然体でいたい。そしてそのための「軸」を持ちたい。他人と比べる必要がないくらい、図太いやつを。

 

 そんなことを考えながら、式の帰りに新宿の家電量販店に寄り、前から欲しかったMacBookを購入し、この記事を書いている。スタバで笑ってしまうくらいの割合でMacを操っている人たちを見て、内心で実際笑っていたが、周りの友達が揃って買い始めたので、つい触発されてしまった。「軸」、細っ。

 

 でも新しいことをやってみる事は、人生において凄く大事だと思っている。経験に勝るものはない。初っ端が少しネガティブな内容になってしまったけど、少しづつ、色んなことを書いていこう。

 

 

あまり、ちゃんと話出来なかったな。

 

結婚おめでとう。